従業員に「危機感」を持たせるべきではない
ある企業のポスターに
「危機感を持て」
という経営者のメッセージが書いてあるのを見ました。
「危機」というのは「即座に対応しなければ生死に関わるような事態」という意味です。
先のことより、ともかく目の前の危機をなんとか対処するのが最優先です。
このように危機感を煽られて仕事をしていると、その場しのぎでしか考えられなくなります。
長期的な視点を持たない人間だらけの組織になってしまいます。
よって従業員は危機感を持たせるべきではありません。
ただ、1つ、良いこともあります。
誰もが今現在のことしか見えないので、将来が暗いことに誰も気づけません。
見えないことは幸せではありますね。