日本企業で生産性が下がる理由
「この業務は効果が出なかったことが今までの実績データから分かったのでやめたほうがよい。」と進言したところ、
次のような返事がきました。
「でも、できるかできないかで言ったら、できるんだろ?」
経営者の仕事はできるできないを判断することじゃなくて、
(時間をかけて)やるべきかやらざるべきかを判断することです。
まだ時間があるから、と言って費用対効果の薄い仕事を増やすのは、生産性を下げます。
経営というのは、限りある資本を使っていかに効率よく生産するか、を考えることです。
従業員の労働時間が無限にあると考えている時点で経営者失格です。
経営者が経営者としての判断をしていないことが日本企業の生産性が悪い一因なのでしょう。