SNSとそれまでのメディアの違い
偉い人から「これからの時代はSNSだ。まずはFacebookのページを作っていいねを集めろ!」と言われて困っています。
- 何かアピールしたい事柄があってSNSを活用しろ、というのではなく
Facebookを使うという手段が目的化 - なぜTwitterやInstagramではなくFacebookか、という論点がない
- しかも現在、FacebookはCA事件で絶賛炎上中というタイミング
- B to B企業では一般大衆に向けた投稿のネタがない
といった点にもセンスのなさを感じているのですが、
何よりSNSとそれまでのメディアの違いを分かっているでしょうか?
SNSが登場するまで社会を構成している個人と企業は、
あまりコミュニケーションが取れませんでした。
基本的には企業から消費者への一方通行で、
消費者から企業、特に企業の社長や担当者といった個人と個人は連絡がつかなかったのです。
そこに登場したSNSというのは、消費者としての個人と、企業に務める個人をつなぐことができるものです。
それまで人間味がなかった企業に務める個人の人間味を知ることができるようになりました。
この点がそれまでとのメディアの最大の違いです。
実際、SNSをうまく活用している企業では、
社長本人や、広報担当者の人格、人となりをうまくアピールできています(真面目なところやちょっとふざけたところを両面みせる)。
ちなみに、炎上リスクについても伝えてみましたが、
「何か合ったら責任はすべて俺が取る」
と、上司に言われても信用できない言葉ランキング上位の言葉を言われました。