通勤定期は必要かどうか再検討しましょう
私は東京メトロ千代田線で毎日通勤していますが、定期を購入していません。
その理由は、単純にほとんど安くならないからです。
通勤定期の割引率は低い
私の経路だと、片道運賃は195円です。
ジョルダンで定期代を計算してみると、下記のようになりました。
- 1ヶ月定期: 7,320円・・・18.8往復分
- 3ヶ月定期:20,870円・・・53.5往復分
- 6ヶ月定期:39,530円・・・101.3往復分
完全週休2日制で祝日も休みの場合、年間の休みの日数は120日程度。
プラスして有給休暇も20日程度あるとすると、
1年間の日数は365 – 120 – 20 = 225日程度。
これを12で割ると、1ヶ月あたりの出勤日数は18.8日となります。
なので、1ヶ月定期を買うとほとんど得になりません。
「定期があるから」という未練を捨てる
「せっかく定期を買っているのだから・・・」という考えは、
休日に外出したりする意味では良い方向に働く場合もありますが、
基本的にサンクコストで頭を使うのはシンプルではありません。
本当はもっと違う場所に行きたかったのかもしれないのに、
「定期があるからその範囲で行こう」としてしまい、
自分の心の声が隠れてしまう可能性があります。
「いつもと違う列車に乗ってみよう」「たまには電車以外の交通手段をつかってみよう」
という挑戦に対して、定期を持っているとマイナスに働いてしまいます。
振替輸送のときにラク
鉄道でトラブルが起きて遅延が生じたとき、振替輸送が行われます。
これは定期券の所有者を対象に、定期と違う経路を通っても運賃は要りません、というものですが、
他社線に乗る際には駅員のいる改札口を通らなければなりません。
最初から定期を購入していなければ、普段と同じように運賃を払って
自動改札機を通るだけですむので楽チンです。
まとめ
通学定期と違い、通勤定期の割引率はあまり良くありません。
通勤定期を買わない、という選択肢もいかがでしょうか。