すべては「単純に!」でうまくいく (書評)
大学生のときに読んで以降、これまでの人生で一番影響を受けたと言える本。
それまでの私は面倒くさがりで、部屋の片付けもせず、難しく考えすぎていました。
この本を読んで、面倒くさがり、という私の本質は変わっていませんが、部屋はきれいになりました。
なぜかというと、「気になったときに、気になった分だけ、片付ける」というシンプルな行動をするようにしたからです。
部屋にちょっとゴミが落ちているときなどに、「気になるけど無視しよう」とすると、毎回ゴミを見つけるたびに気になり、ストレスになります。
逆に「せっかくだから部屋を全部掃除しよう」と考えると、面倒臭さが増しますし、時間もかかります。
この本では、こういうときに「落ちているゴミだけをゴミ箱に入れる」ことを推奨します。
こうすると、今現在の面倒臭さを最小限に抑えつつ、将来発生するストレスも最小化できます。
なお、この本はそれほどミニマリズムではありませんが、私はこの本を読んで「シンプルに」行動していくことを習慣化していった結果、
- モノは少ないほうがいいよね
- お金も必要以上はいらないね
- 執着を生む愛とか欲望もないほうがシンプルに過ごせるね
と考えるようになり、ミニマリストや仏教系の本を読むようになりました。